“住まいの豊かさを世界の人々に提供する”ために、
世界でつくり、世界で販売する仕組みを構築しています。

Indonesia Vietnam Taiwan China USA

概要・戦略

製造・調達エリアとしての海外と、
市場としての海外。
2つの側面からグローバル展開を加速。

ニトリが掲げる「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」というロマンを実現するうえで、海外は2つの側面を持っています。一つは、“確かな品質”と“お求めやすい価格”を両立するための生産・調達エリアとしての側面で、現在では中国、マレーシア、タイなどに調達拠点を設置しています。インドネシア、ベトナムの製造拠点も含めて、現在、商品のほとんどはアジア諸国をはじめとした海外で調達・生産しています。
もう一つは、市場としての側面であり、世界に通用するブランドを目指して、積極的に海外出店を推進し、現在は台湾、USA、中国に店舗を展開。日本発の商品を提案する一方、現地のニーズに応えた製品開発によって、市場での存在感を高めています。
今後も「2032年までに世界3,000店舗」を目標に、海外の店舗展開を加速させ、世界の人々に豊かな暮らしを提供していきます。そのため、中南米や東南アジアなど新たな出店エリアを視野に入れながら、新規店舗の開発を迅速かつ適切に進めるための体制づくりに注力しています。

概要

海外各地に調達拠点や物流拠点を整備し、
グローバルな視点からモノの流れを
最適化しています。

ニトリの海外ソーシングは1989年のシンガポール進出に始まり、新設や統廃合を経て、現在では中国、マレーシア、タイなどに調達拠点を設置し、世界各地からの合理的な商品供給先を積極的に開拓してきました。商社などに依存するのでなく、これら拠点を通じて世界中から産地情報を集め、海外メーカーとの交渉も自ら行い、世界中から良質で安価な原材料を調達しています。今後も産地の拡大に伴いその規模も拡大していく見通しです。
また、世界中から調達した原料・商品を効率に輸送するため、中国やベトナムなど海外にも物流拠点を整備。品質管理や在庫管理、貿易手続きなどを集約し、グローバルな視点からモノが流れる工程を最適化しています。
今後、海外出店を加速させていくにあたり、世界各地の要望にあわせた商品づくりや高速出店に対応できるよう、各市場に向けたサプライチェーンの確保を進めています。

概要

約500の協力工場とグループ生産拠点を両輪に
高品質で効率的なモノづくりを
世界規模で展開しています。

商品の約90%を海外から調達しているニトリ。その製造プロセスを担っているのが、アジアを中心として世界各地に約500ヵ所ある海外協力工場です。これら協力工場での製造にあたっては、そのプロセスを完全に外部委任するのではなく、ニトリ社員が常駐して品質管理を徹底するとともに、製造工程の改善指導なども行っています。
また、グループ内でも生産活動を担えるよう、1994年にインドネシア、2004年にはベトナムに製造拠点を設立しており、2015年には中国での店舗数拡大を踏まえてベトナム新工場の建設を決定しました。これら拠点では、家具類を中心に製造しており、増え続ける需要に対応できるよう、その規模を拡大し続けています。
今後も協力工場や製造拠点に日本流の改善活動を導入するとともに、そこで働く現地スタッフにニトリの思想や「モノづくりの喜び」を伝えることで、お客様に満足いただける商品づくりを実践していきます。

概要

世界中の人々に豊かな暮らしを提供するために、
3,000店舗を目標に出店を加速させます。

ニトリは「世界の人々の暮らしを豊かにする」というロマンを実現するため、世界に通用するブランドを目指し、積極的に海外出店を推進しています。
2007年、台湾の高雄に初の海外進出を果たしたのを皮切りに、2013年にはチェーンストアの本場であり、世界最大の激戦区でもあるアメリカ・ロサンゼルスの郊外に出店。2014年には、成長著しい中国への出店を果たし、アジア地域を含めた本格的なグローバル展開を開始しました。
現在、中国を中心に出店を加速しており、今後も2030年までに世界3,000店舗を目標に、中南米、東南アジアなども含めて海外出店を加速させる計画です。
こうした海外での出店にあたっては、それまでの現地になかったホームファッションの提案を強みにするとともに、文化背景の違いに配慮しながら、現地のニーズを踏まえた商品開発にも注力しています。

アメリカ 世界一、競争が激しい市場への挑戦 ニトリ創業の原点となった“驚嘆・感銘”を得られた地であり、小売業において世界で最も競争の激しい市場、アメリカ。この地での挑戦を通じて、真のグローバルブランドへと成長していきます。

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事業概要

ロサンゼルスを中心とした
集中出店で
認知度向上を図る。

約40年前に似鳥会長がアメリカのチェーンストアを視察した際に、家具やインテリアの価格の安さ・品揃え・品質などが日本とは桁違いの水準にあることに驚嘆し、感銘を受けました。このニトリの原点とも言える地に、「Aki-HOME」というブランド名で初出店を果たしたのが2013年9月のこと。以来、西海岸ロサンゼルスに集中的に出店して認知度を高める戦略を推進しています。
日本と同様の「お求めやすく高品質」な商品の魅力を伝える一方、日本人との体格の違いや、日本とは異なる生活文化に合わせた独自の商品開発・調達にも注力。さらに、模様替えの頻度の高さを踏まえた品揃えや、コスト競争力の高い家具類を主体とした売場構成など、現地ニーズに合わせた店舗づくりを進めています。

今後の戦略

厳しい競争に勝ち抜ける
体制づくりを目指して

米国は世界最大の消費地であり、最も競争の厳しい市場です。なかでもニトリが出店する南カルフォルニア地区は、西海岸で最も人口が多い一大消費地です。ニトリはこの厳しい市場で勝ち抜くことが、世界で通用するビジネスモデルの確立につながると考え、商品開発・調達や店舗運営の仕組みをゼロベースで構築するとともに、現地での販売手法や陳列、さらには米国向け商品などについて、日本本社に適宜フィードバックし、国内店舗や他の海外市場に水平展開しています。
このように、ニトリは米国進出を「第二の創業」と捉え、真のグローバル企業への進化を目指した体制づくりを進めています。同時に、米国での出店拡大にも注力しており、多店舗展開できる仕組みづくりを進めています。

中国 世界展開における戦略エリアとして 多くの人口を抱え、経済成長も著しい中国を、今後のグローバル展開における戦略市場として位置づけており、幅広い世代を中心に、現地のお客様の支持を獲得していきます。

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事業概要

これまでの中国にない
ホームファッションを強みに

2014年10月、ニトリは湖北省に中国初出店となる「武漢群場城店」をオープンしました。中国での店舗は「NITORI」のブランド名で展開しており、現地で急増しているショッピングモールなどのテナントを中心に、多店舗化を加速しています。
中国は消費市場が活性化している一方で、家具やインテリア、雑貨などをトータルに備えた店舗は少なく、ニトリが強みを持つ「ホームファッション」という業態が未成熟なことから、多くの商業施設から出店要請をいただいています。現地でも割安な価格に加え、住まいのインテリアを総合的に提案する展示に注力するなど、地域ごとの特性に応じて需要を開拓していく考えです。

今後の戦略

まだ競争の少ない内陸部も
視野に、多店舗化を加速

多くの人口を持ち、経済成長とともに所得水準が高まっている中国を有望なマーケットと捉え、積極的な店舗展開を進めています。当面は市場研究と人材育成を進めながら、多店舗展開に備えた体制整備を進め、いずれは年間10~20店ペースに加速し、2022年までに100店を目指します。
出店エリアとしては、競合他社が沿岸部の大都市に注力するなか、まだ競争が少ないながらも市場としての成長が著しい内陸部の地方都市へも店舗網を広げ、中間層の獲得を図っていきます。

商品供給体制の強化を推進

中国における多店舗化を進めるうえで、中国国内での製造を拡大するはもちろん、他国からの輸入も含めた供給体制を強化する必要があります。そこで、2015年12月には、販売事業を担う似鳥(中国)投資有限公司を上海市に、商品供給を担う似鳥(太倉)商貿物流公司を江蘇省太倉市に、いずれも100%子会社として設立することを発表しました。
似鳥(太倉)商貿物流公司は、2018年5月に大規模な物流センターが稼働を開始する予定であり、中国向けの供給拠点としてだけでなく、アジア各地の生産・調達工場と日本国内を結ぶ物流拠点としての役割も果たす計画です。

さらに、中国でのネット通販の市場規模を鑑み、ネット戦略を含め幅広い面から中国市場における存在感を高めていきます。

台湾 海外進出の第一歩を記した地で ニトリが2007年に海外初進出を果たした地、台湾。この地での試行錯誤を通じて得られた成功体験や教訓を糧に、グローバル展開を加速させています。

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事業概要

ブランド認知の向上とともに
販売量が増大

2007年5月、高雄市からの招致を受けてオープンした「高雄夢時代店」(現在は閉店)が、ニトリの台湾1号店であり、海外第1号店でもあります。台湾は日本との共通点が多いと考え、当初は日本向け商品をそのまま販売していましたが、例えば寝具のサイズが欧米風など、日本とは異なる点が多いことが分かってきました。そこで、台湾のお客様や地域性に合わせた独自の商品開発・調達にも注力。現在は約7割が共通商品、約3割が独自商品となっています。
外資企業としては後発ながら、台北など主要都市への出店とともに認知度が高まり、「安くて高品質」というニトリの魅力が現地のお客様に浸透していきました。現在、多店舗化を推進しており、そのスケールメリットを活かして単年で黒字化を達成しています。

今後の戦略

日本の小型店舗、
都市型店舗戦略を取り入れ
集中出店による多店舗化を図る

面積が狭く、一部の都市に人口が密集している台湾では、最大都市台北市を中心に、台中市や台南市など主要都市に集中的に出店することで多店舗化を進める戦略です。台湾では小型店戦略、都市型戦略含めさまざまな形での出店を進めていく必要があり、この台湾での出店政策が、同様の地理的条件を持つ東南アジアやその他諸国における雛形になると考えています。

加えて、現地仕様の積極的な開発や、「Nクール」など日本発のヒット商品の魅力を訴求することで、販売量の拡大を図ります。

ベトナム グローバルな商品供給を支える製造拠点 2004年に開設した大規模な製造拠点では、“現地化”を基本方針に、高品質で効率的なモノづくりを実施しており、日本はもちろん、世界の各販売拠点への商品供給を支えています。

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事業概要

現地従業員に
ニトリで働く誇りと喜びを浸透

首都ハノイから車で数十分のメーリン県クァンミン工業団地に位置するベトナム工場は、2004年2月の誕生以来、(株)ニトリファニチャーによる運営のもと高品質で効率的なモノづくりを続けています。4万8,000坪を超える広大な敷地に、約3,500人を超える現地従業員が働いており、平均年齢は20代前半と若く、20歳前後の女性従業員が約90%を占めています。ハノイ市内には日本人用の社員寮も完備し、働きやすい環境を整えています。
現地工場の運営にあたって重視しているのが“現地化”です。日本人トップと現地トップの連携のもと、現地スタッフの育成・登用に注力。5S活動や“見える化”など、日本流のモノづくりを導入するとともに、グループの一員として、ニトリの思想や「モノづくりの喜び」「お客様にご満足いただける喜び」を伝えています。さらに、現地スタッフを日本に留学させ、組織運営も含めて学ばせる取り組みも進めています。

今後の取り組み

需要の拡大に応えて
大規模な新工場を建設

中国市場をはじめとした海外店舗の拡大を背景に、グループ内での商品供給力の強化を図るため、2015年7月、ベトナム南部バリアブンタウ省に新たな製造子会社の設立を決定しました。ベッドやマットレス、ソファなど大型家具の基幹工場として、ハノイ工場を上回る広大な敷地を獲得し、ニトリグループ最大級の工場として、グローバルな発展を支えていきます。

インドネシア グループ初の海外製造拠点として 1994年に当社グループ初の海外製造拠点を設けた同地では、現地従業員にとって働きやすい環境を整備するとともに、高品質で効率的なモノづくりを推進しています。

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事業概要

働きやすく効率的な
生産環境を整備

北スマトラ州の州都メダンに位置するインドネシア工場は、1994年にニトリ初の海外製造拠点として誕生しました。まだ日本企業の進出が少なかった当時、現地従業員を日本で教育し、努力に応じて報酬や役職をステップアップさせる方針によって、現地社会からの信頼を獲得。加えて、日本が培った生産管理手法や、先進的な生産技術の導入によって、効率的で高品質なモノづくりを実現するとともに、現地産業の進歩にも貢献しました。
現在は、(株)ニトリファニチャーによる運営のもと、2万1千坪を超える敷地に、約900人の現地従業員が働いており、そのうち女性従業員が3割強を占めています。現地従業員にとって働きやすい環境づくりに注力しており、メダン市内には社員寮を整備。工場から車で約20分の距離にあり、通勤しやすいと好評です。