カルチャー 2020.09.28

21年卒インターンシップ人気ランキングNo.1 ニトリが多くの学生から支持される理由とは?

 今回は人事領域に関する調査・研究をおこなうHR総研を有するProFuture株式会社様にニトリのインターンシップについて取材をしていただきました(以下、ProFuture様にて執筆)。


 『2021年卒インターン人気企業ランキング』(楽天みん就)にて堂々の第1位に輝いたニトリ。昨年の参加者数は14,000人を超えました。新型コロナウイルスの影響で開始が遅れた今年も、昨年を上回る参加者数が見込まれるなど、ニトリのインターンシップは年々注目度が高まっています。その人気の秘密は、学生のニーズに合わせた多彩なコースが用意されていることです。また北は北海道から南は九州まで全国各地で開催され、ES不要で誰でも気軽に参加できます。さらに同社の人材育成の特徴の一つである「配転教育」を通じ、楽しく学びながら社会人のさまざまな視点を体感できることも大きな魅力でしょう。

 そこで今回は、我々ProFuture株式会社がニトリの人気の秘密を徹底取材。ご自身もインターンシップを通じて2015年に入社し、現在は新卒採用部でインターンシップの企画・運営チームのリーダーを務める「@Yoshihiro」さんにご登場いただき、ニトリのインターンシップのねらいや特徴、今後のビジョンなどをお話しいただきました。

インターンシップの講師の方にニトリが学生さんに期待していることや学生さんの変化などについて聞いてみました↓
自分が本当にやりたいことを見つけるために―。 ニトリのインターンシップを通じて学生が得るものとは?

少しでも就職活動のお役に立ちたい

――まずは新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響についてお聞かせください。2020年度のインターンシップ開催に際して、スケジュールの変更などはありましたか?

@Yoshihiro 本来であれば6月から対面型のインターンシップを開催する予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響を受けて、6月と7月はすべてオンラインのインターンシップに急遽内容を変更いたしました。そして8月からようやく従来型のインターンシップを開始。しかし、1回の参加人数を減らしたり、密にならない対策は欠かせません。例年は6~12月までが開催期間なのですが、今年は学生さんのスケジュール等に配慮して、来年1~2月まで期間を延長することを検討しております。

――学部や男女比、志望業界など、参加される学生さんの傾向はありますか?

@Yoshihiro これはニトリ特有の傾向かもしれませんが、男女比や志望業界など関係なく、本当に多種多様な学生さんにご参加いただいております。というのも、現在ニトリには37部署100職種という非常に多彩な仕事が存在することから興味を持っていただいているようです。また学部や学年を問わず、エントリーした方なら誰でも参加いただけます。

――そもそも御社はなぜこれほどインターンシップに注力されているのでしょうか。どのようなねらいや理由があるのか、お聞かせください。

@Yoshihiro もちろん弊社のインターンシップに参加いただき、私たちのキャリア形成に対する考え方や企業理念に共感してくださった方には、ぜひ選考に進んでいただきたいと思っていますが、一方で結果的に別の会社様を選択する方がいても構わないと考えています。ニトリのインターンシップは採用ありきで実施しておりません。少しでもニトリのことを知っていただくことで、その方が将来的にビジネスパートナーの一人になっていただけるかもしれませんし、ニトリのお客様になってくださるかもしれない。また弊社独自のインターンシップを通じて、自己分析や業界研究につなげていただくなど、少しでも就職活動のお役に立ちたい。私たちの取り組みには、そういった想いが込められています。

▲ 昨年(2019年)のインターンシップの様子

学生のニーズに合わせた4つのコース

――ここでインターンシップの具体的な内容についてご紹介ください。

@Yoshihiro ニトリでは学生さんのニーズに合わせて、『NITORI就活ゼミ』、『BASIC』コース、『BEYOND』コース、『IT』コースという4つのコースをご用意しております(コロナの影響で『TRIAL』コースを『NITORI就活ゼミ』に変更)。1つ目の『NITORI就活ゼミ』は、誰でも気軽に参加できるオンラインコンテンツです。YouTubeのライブ配信で就活の始め方をお伝えするスタートアップセミナーを始め、「企業理念と自分理念」、「企業分析とビジネスモデル」、「キャリアプラン作成講座」など4つの講座で就職活動の進め方をレクチャーいたします。

 2つ目の『BASIC』コースは、ニトリの人材教育制度の一つである「配転教育」を体験いただくプログラムです。まずステップ1では、「配転教育体験」(座学や疑似体験ワークなどを行う1dayプログラム)、または社長が登壇する約2時間のオンラインコンテンツ「ニトリスペシャルライブ」のどちらかを選んでいただき受講していただきます。そしてステップ2では、法人&リフォーム事業部、商品部、広告宣伝部、O2O推進室の中から好きな部署を選んでいただき、実際に仕事を体験。ニトリの仕事はもちろん、各業界の知識や市場動向、利益を生み出す仕組みなども学んでいただきます。

▲ 昨年(2019年)のインターンシップの様子

3つ目の『BEYOND』コースは、『BASIC』コース参加者の中から選抜された方だけが進める長期型のインターンシップです。5~6人ごとのチームに分かれ、「製造」「物流」「IT」「小売」の4部門の中から、ニトリが抱える経営課題に挑戦していただきます。なかでも一番のハイライトは、社長への直接プレゼンです。プロジェクトの成果を資料にまとめ、自分たちの考えを直接社長にぶつけて直々にフィードバックを受けます。ビジネスで通用するプレゼンスキルやディスカッションスキルが身に付くだけでなく、今の自分の実力を試す絶好の機会にもなるでしょう。

 そして4つ目の『IT』コースでは、ニトリのビックデータを支えるIT部門の業務を体験いただきます。チームごとに分かれて、ニトリの情報システムの課題を見つけたり、システム開発の企画を立てたり、ハッカソンを実施するなど、さまざまなコンテンツを用意。プログラミングだけではない、ビジネスにおけるIT部門のリアルを知っていただきます。

インターンを通じて、仕事の楽しさや成長を実感してほしい

――昨今多くの企業がインターンシップに力を入れているなか、他社のインターンシップにはない強みや、学生から支持されている理由はどこにあるとお考えですか?

@Yoshihiro やはり一番の強みは、業界研究や自己分析に役立つということではないでしょうか。また一方的に業務内容をインプットするのではなく、学生さん自身が主体的に取り組めるところや、社会に対する不安や疑問に対して、専任のリクルーターがしっかり寄り添い、親身になって相談に乗ってあげられる点なども、支持いただいている理由だと思います。

――インターンシップを通じて、学生に伝えたいこと、また期待していることは何ですか?

@Yoshihiro 大前提としては、「仕事ってすごく楽しいものだよ」ということをお伝えしています。ただ同時に、本気でやるからこそ、自己成長も実感できるし、自分がやりたいことを実現するためには、それ相応の努力や時間が必要だということも知っていただきたいですね。参加いただく学生の皆さんには、ニトリのインターンシップを通じて、自分の現状の課題を見つけ、持ち帰り、ぜひ今後の成長に活かしていただきたいと思います。

――では最後に、インターンシップの今後のビジョンなどをお聞かせください。

@Yoshihiro 新型コロナウイルスの影響で対面型のインターンシップを中止したり、採用を縮小する企業が増えており、学生の皆さんもとても不安に感じているでしょう。私たちニトリでは、そんな学生さんの不安を取り除き、ニーズに応えていけるよう、今後も多様なコンテンツづくりに努めていきたいと思います。ニトリのインターンシップに参加したことで、一人でも多くの学生さんに「学びがあった」「成長できた」と感じていただければ幸いです。

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