カルチャー 2020.10.05

自分が本当にやりたいことを見つけるために―。 ニトリのインターンシップを通じて学生が得るものとは?

 今回は人事領域に関する調査・研究をおこなうHR総研を有するProFuture株式会社様にニトリのインターンシップについて取材をしていただきました(以下、ProFuture様にて執筆)。


『2021年卒インターン人気企業ランキング』(楽天みん就)第1位に輝いたニトリのインターンシップ。果たして学生さんに支持される理由はどこにあるのでしょうか。そこでProFuture株式会社がその人気の秘密を徹底取材。前編に引き続き、後編では実際にインターンシップの講師として、多くの学生たちと日々接している新卒採用部の「@Eri」さんに、参加した学生さんの変化や、ニトリが学生さんに期待していることなどを語っていただきました。

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「21年卒インターンシップ人気ランキングNo.1 ニトリが多くの学生から支持される理由とは?」

▲ 新卒採用部@Eri

参加しなければ得られない何かを持ち帰ってほしい

――インターンシップの講師として多くの学生さんと接していますが、参加される学生さんに対して率直にどのような印象をお持ちですか?

@Eri 本当に多くの学生さんが主体的に取り組み、ニトリのインターンシップから何かを学んで帰ろうという意識をしっかり持っています 。また手当たり次第にいろいろな会社と接触するのではなく、自分の人生を深く考え、この会社は自分に合っているのかを慎重に見極めようとしている方が多い印象です。例えばインターンシップのなかで質問会を開くと、積極的に質問が出てきて、ニトリの基本的な情報だけでなく、社風や職場の雰囲気、働きがいなど、より深いところまで知ろうとしていますね。

――学生さんは御社のインターンシップにどのようなことを期待していると思われますか? また、逆に御社が学生さんに期待していることは何でしょうか?

@Eri ニトリという社名は知っていても、最初から自分の就職先としてイメージしている方はそれほどいないと思いますが、『インターン人気企業ランキング』で高い評価をいただいていることもあり、就活を始めたいけれど手始めに何をしたらいいのかわからないというときに、「とりあえずニトリのインターンシップに行けば、何かヒントがもらえるのではないか」と期待して参加している方が多いのではないかと感じます。

 一方、弊社としては、せっかく参加してくださるからには、ぜひニトリのインターンシップでしか得られないものを何かしら持ち帰っていただきたいです。私たちリクルーターはインターンシップの講師としてだけではなく、面接や選考にも関わりますので、そういった視点から就活に役立つ情報を多くの学生さんに伝えたいと思っています。インターンシップを通じて、自己分析や業界研究を深めたり、またグループワークによって、主体的に取り組む姿勢やチームワークを学んだりと、ご自身にとってプラスになるような時間にしていただきたいです。

――インターンシップに参加する前後で、学生さんに何か変化は見られましたか?

@Eri 就活に取り組む姿勢が大きく変化していると感じています。インターンシップ参加者のなかにはまだ将来何をしたいか決まっていないために、インターンシップが始まっても消極的な姿勢の方が多くいます。しかし、インターン塩王を通じて将来を思い描くたねの考え方学生さんの就活に対する不安が払拭され、それが自信となり、終盤には全員が前のめりで議論するなど、積極的な姿勢になっているのが印象的です。

ニトリのインターンシップは自己分析や業界研究などの就職活動の基礎を学べるコンテンツもあり、就職活動における自分の軸を見つけられるようサポートしています。参加後のアンケートからも、「今考えるべきこと、行動すべきことが明確になった」という声をいただいており、学生さんの役に立てていることが、何よりもうれしいですね。

※昨年(2019年)のインターンシップの様子

――例えばインターンシップのグループワークでは、学生さんにはどのようなアドバイスをされるのですか?

@Eri グループワークをおこなうと役割分担がはっきりと見えてきます。すると学生さんからも、「どういう姿勢で参加したらいいですか?」、「どうすれば社員の方に評価してもらえますか?」といった質問を受けることがあります。そういうときは「リーダーシップをとることが偉いわけではないということ、チームのなかで自分に適した役割を見つけて、それを全うすること、何より主体的に取り組むことが重要だと伝えるようにしています。」とお伝えしています。

インターンシップ後のフォローアップも充実

――BASIC』コース参加者のなかから選抜された方が『BEYOND』コースに進まれるとのことですが、ここで選抜される学生さんはどういうタイプの方が多いのでしょうか?

@Eri 『BEYOND』コースは今年から新設されたものなのですが、昨年も同じような形で、選抜制による1泊2日の商品開発合宿を実施しました。そこでの傾向をご紹介しますと、そもそも弊社は、求める人物像として「4C主義」を掲げています。「4C主義」とは、Change(変化)、Challenge(挑戦)、Competition(競争)、Communication(対話)ができる人。選抜された学生さんの顔触れを見てみると、やはりこういった要素を持っている方が多かった印象です。

――選抜された学生さんのなかから選考に進まれた方もいらっしゃったのでしょうか?

@Eri 選考に進まれた方はもちろん、実際に入社に至った方も大勢います。やはりインターンシップに参加し、経営課題について考え、プレゼンまでおこなうと、本人の企業理解がより深まり、本人の志望度が高まるのでしょう。必然的にそういった学生さんが選考に進まれる傾向はあると思います。

――インターンシップから採用につなげるために、参加された学生さんに対して何か働きかけのようなことはされていますか?

@Eri まず前提としてインターンシップと採用は完全に切り離して考えてはおりますが、ニトリという企業で自身の未来の目標を実現できると感じた方にはぜひ選考に進んでいただきたいので、社員による座談会や自己分析セミナーなどさまざまなイベントを用意し、インターンシップ終了後も引き続きお声がけしています。特に早期にご参加いただいた学生さんには、選考に進んでいただくと早くからリクルーターがつくので、長期的に就職活動をサポートすることもあります。

――では最後に、この記事をご覧になられている学生さんにメッセージをお願いします。

@Eri ニトリのインターンシップは、体験する価値があると思います。本当に自分のやりたいこととは何なのか、本当に自分に合っている会社はどこなのか――。きっとその答えを見つけるきっかけになるはずです。私たちリクルーターが皆さんの就職活動を全力で応援させていただきますので、「まずはニトリのインターンシップを活用してみよう」くらいの気持ちで、ぜひ気軽にご参加ください。

なぜニトリはインターンシップで「印象が良かった企業」と評価されるのか

~HR総研のインターンシップに関する調査データより~

 『2021年卒インターン人気企業ランキング』(楽天みん就)の総合部門でトップに輝いたニトリ。HR総研が今年6月に学生を対象に実施したインターンシップに関する調査でも、「印象が良かった企業」でニトリは文系1位、理系4位となった。なぜ同社のインターンシップはこれほど学生に支持されるのだろうか。

 HR総研による前述の調査では、文系、理系ともに8割以上の学生がインターンシップに参加したことがわかった。近年多くの企業がインターンシップで会社説明会や個別面談等を行う傾向が強まっており、もはや学生にとっても、インターンシップは就職活動の一環という位置付けになってきている。

そうした中、ニトリでは採用活動と完全に切り離し、学生本位の立場に立ったインターンシップを展開。自己分析や業界研究、職業体験などにつながる、就活の基礎的なコンテンツを中心に提供しており、誰でも気軽に参加できるのが特徴だ。

さらに同社ではリクルーター制度によって、学生ひとり一人に個別に寄り添うことで就職活動をサポートしてくれる。HR総研の調査でも、「志望度が高まった会社の取り組み」として「リクルーター制度」を挙げる学生が多かったが、こうした傾向からもニトリのインターンシップがいかに学生にとって力強い支えとなっているか、魅力的に映っているかががわかるだろう。

またニトリでは、インターンシップを例年6月から開始している。HR総研が今年6月に企業を対象に実施した調査では、5月以前と6月の開催をあわせても15%と少数派である。

今年は新型コロナウイルスの影響を受けて、これまで対面で行ってきたインターンシップを6月と7月に関しては急遽オンラインに変更。くわえて例年12月までの開催期間も、学生のスケジュール等に配慮して、来年1~2月まで延長することを検討している。こうした対応の早さや学生目線での配慮も、支持される要因の一つだ。

インターンシップが採用活動の場として活用されつつある昨今、ニトリではインターンシップの本来の趣旨を大切にし、希望の業種・職種を問わず、あらゆる層の学生に学びや気づきを提供している。「就活の登竜門として、まずはニトリから」――。そんな学生たちの声が聞こえてくるのも頷けることだろう。


アンケート名称:【HR総研】2021年卒学生の就職活動動向調査
調査主体:HR総研(ProFuture株式会社)、楽天みん就(楽天株式会社)
調査期間:2020年6月8日~23日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:2021年卒予定の「楽天みん就」会員
有効回答:1,496件


アンケート名称:【HR総研】2021年卒&2022年卒採用動向に関する調査
調査主体:HR総研(ProFuture株式会社)
調査期間:2020年6月26日~7月2日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:上場企業・未上場企業の採用担当者
有効回答:240件

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