小樽芸術村では、2024年9月5日(木)より企画展「四季折々 くらしの楽しみ」を開催いたします。
■展覧会概要
春はお花見、夏は花火見物、秋はお月見、冬は雪あそび。
季節とともに移り変わる美しい風景や生活を彩る行事は、昔も今も人々の心を潤し、くらしのリズムをつくりだします。本展では、当館の浮世絵コレクションの中から、喜多川歌麿や歌川広重、月岡芳年や小林清親など、江戸から明治にかけて活躍した絵師たちによる作品をご紹介いたします。
四季折々の風物が織り込まれた情趣あふれる名品の数々を、じっくりとお楽しみください。
■本展の見どころ
①お花見や花火大会は大にぎわい! 今も昔も変わらないもの
江戸時代の人々も、現代の私たちと同様にさまざまな季節の行事を楽しんでいました。歌川広重《飛鳥山花見乃圖》や歌川豊国《花火之図》などに描かれた見物客の人だかりからは、当時の盛況ぶりがうかがえます。あんな行事もこんな行事も、「今と同じだ!」と驚くこと請け合いです。
歌川広重《飛鳥山花見乃圖》、歌川豊国《花火之図》
②江戸の冬は大雪!? 今と昔、こんなに違いました
江戸時代は、今よりもずいぶん寒い“ミニ氷河期”だったそう。大雪もめずらしくはなく、人々は雪見や雪像づくりに親しんでいました。歌川 国貞(三代豊国)・歌川 広重《東源氏雪乃庭》(初出品)などに描かれている、江戸の人々が雪をエンジョイするちょっと意外な姿をぜひご覧ください。
歌川 国貞(三代豊国)・歌川 広重《東源氏雪乃庭》
③広重や歌麿などによる浮世絵の名品の数々
本展では、広重の代表作である《名所江戸百景》から多数の作品を出品いたします。また、鳥居清長《大川端の夕涼》や喜多川歌麿《当時三美人 富本豊ひな 難波屋きた 高しまひさ》など、美人画の傑作をお楽しみいただけます。ご覧になったことがある方も、「四季」というテーマを通じて作品に向き合うと、新たな発見があるかもしれません。
鳥居清長《大川端の夕涼》
■関連企画
ギャラリーツアー
担当学芸員が本展のみどころをご紹介いたします。
日時:①9月17日(火)11:00~ ②9月22日(日)18:30~
集合場所:本展会場入口
料金:無料(当日購入の本展チケットが必要です)
定員:10名様(予約不要・先着順)
\SNS投稿キャンペーン/
会期中、本展の感想や写真を「#小樽芸術村」「#四季展2024」 と付けてSNSで投稿してくださった方に、当館オリジナルの浮世絵ポストカードをプレゼントいたします。
期間:2024年9月5日(木)~10月6日(日)
プレゼント:当館オリジナル浮世絵ポストカード ※図柄は選べません
参加方法・引換所:
① Instagram/X/Facebookのいずれかで、ハッシュタグ「#小樽芸術村」「#四季展2024」の2つを付けて展覧会の感想や写真を投稿
② 企画展会場出入口のスタッフに投稿画面をご提示ください。その場でポストカードを1枚プレゼント!
※ご参加はお1人様1回でお願いいたします
■ご利用案内
会期/2024年9月5日(木)~10月6日(日) ※9月25日(水)のみ休館
会場/小樽芸術村 旧三井銀行小樽支店
開館時間/9:30~17:00(最終入場16:30)
※期間中の毎週土曜日および9月15日(日)、22日(日)は20:00まで開館(最終入場19:30)
入場料/一般1,000円、学生700円、高校生500円、小・中学生400円
※ あわせて旧三井銀行小樽支店内をすべてご覧いただけます
※ 大学生・高校生・中学生は学生証の提示が必要です
※ 障がい者手帳をお持ちの方無料(介護者の方は1名様のみ無料)