ビジネスモデル

“製造物流小売業”ニトリグループが、
創造・提供する「豊かさ」という価値。

「住まいの豊かさ」を実現していくためには、誰もが気軽に買える価格設定と、高い品質・機能を両立させることが必要です。そこで、ニトリは従来の「製造小売業」と呼ばれる事業モデルに、物流機能をプラス。商品の企画や原材料の調達から、製造・物流・販売に至るまでの一連の過程を、中間コストを極力削減しながらグループ全体でプロデュースする新たなビジネスモデル「製造物流小売業」を確立しています。

「豊かさ」という価値を
世界の人々に提案・提供する

ニトリグループの事業機能と
マ-チャンダイジング活動プロセス

メーカー機能/調査・資材調達

適正な品質・低価格の原材料を求めて、世界各地の市場を調査し、調達しています。

世界各地におよぶ、ニトリのソーシング活動。

お客様の声やニーズに合致した低価格・高機能な商品づくりの第一歩は、原材料の調達から始まります。
このプロセスを商社などに依存していては、「品質・機能を伴った価格1/2」は、到底実現不可能です。そのため、ニトリでは自社のバイヤーが海外の展示会で新製品や素材のチェックを行っています。
このとき、お客様が求めている価格(圧倒的な安さ)から逆算し、品質と機能はもちろんのこと、コスト条件を満たすかを徹底的に調査。海外メーカーとの交渉も自社で行って、世界中から原材料を調達しています。
ニトリの海外ソーシングは1989年のシンガポール進出に始まり、新設や統廃合を経て、現在では中国、マレーシア、タイなどに調達拠点を設置し、世界各地からの合理的な商品供給先を積極的に開拓してきました。今後も、様々な産地情報を集め、実際に現地に赴いて安定供給先を探します。

メーカー機能/生産・品質管理

低価格・高機能な製品を、海外の工場で。ニトリが扱う品目数の90%以上を海外から調達。

海外での生産や品質管理に加え、物流効率の向上にも取り組んでいます。

世界各国から調達した原材料を、ニトリの品質基準に合った工場に直送し、製品化します。現在、商品の90%以上を海外から調達しています。
ニトリグループでは、1994年にインドネシア、2004年にはベトナムの2ヵ所の工場が稼動。株式会社ニトリファニチャーがそのプロデュースにあたっています。2つの工場は、グループが保有する家具開発・製造施設の拠点として、タンスや食器棚、サイドボードなどを中心に、今後も増え続ける需要に対応できるよう、その規模を拡大しています。
ニトリグループが保有する工場以外で製造する際も、そのプロセスを完全に外部委任してしまうのではなく、各地に社員が常駐することで徹底的に管理しています。製品の品質調査はもちろんのこと、製造工程の改善指導なども行い、お客様に安心してお使いいただけるよう、製品と製造の品質を維持・向上させる努力を行っています。
また、圧倒的な低価格の実現のためには、海外で生産した商品を国内に輸入する際のコスト削減が重要な課題の1つ。2007年5月に恵州物流センター、2009年12月に上海プロセスセンターを稼動させ、物流効率の強化を図るとともに、アジア各国に事務所を開設して日本国内への貿易サポートも行っています。

「お、ねだん以上。」と安全品質を実現するために、飽くなき品質改革を続けています。

最も大切なのは適切な品質の追求。社内(海外も含む)資格制度による品質管理制度の向上。

ニトリでは、品質を追求するために、2006年に品質業務改革室を設置し、自動車メーカーの品質管理手法を取り入れながら、数多くの改善や改革を行ってきました。それら品質管理の改革は、商品そのものだけでなく、開発- 製造- 物流- 小売- アフターサービスの5つのステップを横断的に進めています。
こうした品質管理を実現するために大切なのは、人を教育し、育てる仕組みです。品質管理部門の社員はもちろん、一般社員、パート社員にいたるまで、それぞれが品質を高める意識とノウハウを持つことが重要です。
ニトリでは、「品質判定士」「品質管理技術員」などの社内資格制度を設けています。海外では、これらにプラスし、取引先工場への品質管理指導も行っています。

物流機能

効率的な商品配送とコスト削減のため、物流システム、ITシステムも開発。

国内最大級の物流センターと先進の物流システム。

全国に広がる店舗への効率的で迅速な商品配送や、商品保管のコスト削減などを目的に、ニトリグループでは物流拠点も独自で保有しています。
関東物流センターや関西物流センターは、日本でも最大規模のスケールです。
物流システム開発は、ハード面だけに留まりません。1980年に業界初の自動立体倉庫の導入を皮切りに、ソフト面でもノウハウを進化させながら、独自の在庫管理と商品の安定供給システムを構築してきました。海外での集荷や輸送システムから、国内の店舗への小口配送システムまで、すべてニトリグループで開発したものです。
持株体制への移行により、国内物流機能は、すべて株式会社ホームロジスティクスが担っています。今後、さらなる物流コスト削減のために、グループ全体の在庫管理から出荷までの仕組み全体を改革していくことが期待されています。

独自のシステムで、さらなる効率アップとコスト削減が可能に。

物流コストの削減のために、ニトリはITシステムの開発も行っています。1995年にはパソコンによるシステム開発に着手。1997年には基幹システムのダウンサイジングを実現。
そして2016年には自動倉庫型ピッキングシステム「AutoStore(オートストア)」を導入しました。
なかでも「伝票発行システム」は、お客様のご注文を登録するだけで自動的に在庫の確保と配送予約を行い、さらに電子地図との連動により、各種伝票発行までを可能にしています。
このようなシステムによって、さらなる効率アップとコスト削減を可能にし、ニトリ独自のノウハウを蓄積しています。それらすべてが他社に真似できない圧倒的な低価格の実現につながっていくのです。

販売機能/店舗

お客様に見やすく、分かりやすい商品提案。それこそがニトリの店舗の価値。

国内外400店舗達成。気軽に立ち寄れるニトリの店舗をより身近に。

私たちニトリが目指すのは、「住まいの豊かさ」を提供すること。そのためには、お客様にとって、ニトリがいつでも気軽に立ち寄れる身近な存在になることが重要だと考えています。
2016年現在ニトリの店舗数は430店舗(うち海外の店舗は台湾24店、米国5店、中国8店)。さらに、さまざまな立地条件にも対応できる店づくりに取り組み、既存店舗の商圏を隣接させることによりドミナントエイリアの形式を推進しています。店舗数を増やすことで、買い物の楽しさをより多くの人に実感してほしいと考えているからです。

売場へのこだわりによって、商品の魅力を十分に伝えます。

ニトリが最もこだわるのは、各店舗の「売場」です。売場は、ニトリにとってお客様への商品プレゼンテーションの場です。お客様に商品の魅力を十分に伝えるため、見え方や並べ方について、徹底してこだわります。
1つの商品の見せ方はもちろん、その売場全体の見え方、さらには売場の配置や通路の幅、照明の当て方、商品の説明カードやPOP広告に至るまで、よりよい売場づくりのために検証を重ね、全店舗に展開しています。
また、ニトリの売場の大きな特長は、お客様が自分のライフスタイルに合った住まいを実現できるよう、リビングやベッドルームなど、生活シーンに合わせたコーディネートをお見せする事です。部屋全体をコーディネートした状態で見ていただけるモデルルームの展示も行っています。
お求めやすい価格での品揃えだけでなく、これらの生活提案こそがニトリの最大の武器となっています。

ニトリなら、家中の部屋を色・柄・素材を合わせてコーディネートすることができます。

ニトリが「お客様の豊かで快適な生活」のために最も必要であると考えるもの。それは「トータルコーディネート」です。
家一軒の複数の空間にあるさまざまな家具やファブリック、生活用品が家全体で調和した状態にあってこそ「豊かで快適」だと言えるのです。ニトリの商品は、多様な色・柄・素材の中からお客様がご自身のライフスタイルに合ったものを選べるだけでなく、いずれの商品もデザインや色合いが美しく統一され、簡単にコーディネートできるように企画されています。
数多くの商品からお客様がご自身のライフスタイルにマッチした商品を選ぶことができる「多様性」と、それらを手軽にトータルコーディネートできる「統一性」。私たちは、それこそがニトリがお客様に提供できる、価格や機能・品質以上の価値だと考えています。

広告宣伝機能

効率的で効果的な伝え方を追求するため、広告宣伝も「自前主義」で行います。

使う・買う立場の方に伝わる広告表現を。

ニトリは広告媒体を単なる「売るためのもの」としてではなく、「住まいの豊かさ」をお客様に伝えるためのコミュニケーションの手段だと捉えています。
折込チラシやカタログはもちろん、テレビCMなどのマス広告についても、商品企画や店舗運営に携わるさまざまな部署と検討を重ね、ニトリが伝えたいメッセージがよりお客様に伝わる表現とは何かを追求しています。
「お、ねだん以上。」でニトリブランドの認知は十分に広まりました。今後はさらに、「トータルコーディネートのニトリ」としての認知を高めていきます。