小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2020/12/26

【今週の一点】髙村光雲《投網打つ恵比寿像》

12月26日(土)から、ミニ企画展「恵比寿さまと大黒さまの引札展」が始まります。
それにちなんで今週は、似鳥美術館の展示から恵比寿を題材にした作品をご紹介します。



画像が表示されない方はこちら

髙村光雲
1852(嘉永5)~1934(昭和9)年
《投網打つ恵比寿像》

七福神は縁起の良いモチーフとして、古来より美術の題材にしばしば用いられてきました。恵比寿は七福神のうちの一神で、豊漁や商売繁盛をもたらす神様であり、しばしば同じく七福神の一神である大黒天と並べて祀られました。光雲は、円満の象徴である布袋や、病を退ける鍾馗(しょうき)など、縁起物を題材とした作品を多数制作しています。
本作の恵比寿は、網を投げんと構えて、正面をしっかりと見据えています。視線の先にあるのが、見通しの明るい一年であることを願っています。(山田)

2020年の【今週の一点】の更新は、今回が最後です。
よいお年をお迎えください。

PAGE TOP