小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2021/12/11

【今週の1点】キスリング《花束》

今週は、このたび新たに小樽芸術村に収蔵されたキスリング《花束》をご紹介します。
当館でのキスリング作品の収蔵・展示は本作が初となります。


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キスリング《花束》 1928年頃
油彩、キャンバス

キスリングは現ポーランド南部のクラクフでユダヤ系の家庭に生まれました。19歳で渡仏し、モンマルトルやモンパルナスで様々な芸術家と交流します。早くから成功を収め、社交的な性格で慕われたキスリングは「モンパルナスの帝王」と称されました。
当初はキュビスムなどの影響を受けていましたが、やがて華やかな色遣いと量感のある豊かなフォルム、つややかなマチエールによる独自の作風を確立しました。
花はキスリングの主要な画題のひとつ。透明感あふれる鮮やかな色彩で、生涯を通じて数多くの花を描きました。(金澤)

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