現在、似鳥美術館2階において、トピック展示「ミュシャ特集」を開催しております。
今週は、室内に飾ることを目的に制作された装飾パネルをご紹介します。
ミュシャ《昼の輝き》(連作《時の流れ》より)
1899年 リトグラフ、紙
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《時の流れ》は、朝の目覚めから夜の眠りまでを、それぞれの時間にふさわしい自然風景や光の加減、女性の表情や姿態でもって表現した4点の連作です。
本作《昼の輝き》は、昼間の明るい光の中、晴れやかな表情の女性が海を背景に描かれています。
ミュシャの作品では珍しく、女性の姿は画面内の枠の中に収まるように描かれ、格調高い印象が与えられています。(山田)