今週は、6月30日より開催する企画展「歌川広重 名所江戸百景」の出品作の中から、会場となる旧三井銀行小樽支店ともご縁がある作品をご紹介いたします。
歌川広重《する賀てふ》
安政3(1856)年
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駿河町の由来は江戸城の向こうに駿河国の富士山を望むことから。人々が行き交う通りの両側に並ぶのは、江戸屈指の大店であった三井越後屋呉服店。三井銀行の前身、三井両替店を創設した三井家の呉服部門です。新商法の「現金掛値なし」(売掛なしの現金払い)で繁盛しました。
企画展でぜひ実物をご覧ください。(山田)