小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2023/10/06

【終了しました】2023年度企画展「川瀬巴水と吉田博 新収蔵作品を中心に」

小樽芸術村では、2023年8月31日(木)より企画展「川瀬巴水と吉田博 新収蔵作品を中心に」を開催いたします。

チラシpdf

■展覧会概要
川瀬巴水と吉田博は、大正から昭和にかけて風景版画の分野で活躍した画家です。国内外を幾度となく旅して回り、旅先で出会った風景を版画として世に送り出し続けました。その繊細な描写と美しい色彩、そしてどこか郷愁を感じる風景は日本国内だけでなく海外でも高く評価され、今なお注目を集めています。
小樽芸術村では開館以来、川瀬巴水と吉田博を中心とした新版画作品を継続的に収集してまいりました。本展では、当館初公開となる新収蔵作品を中心に、選りすぐりの約100点をご紹介いたします。両者の代名詞とも言える繊細で情緒あふれる風景版画はもちろん、時折制作された人物画や絵葉書など、バラエティに富んだ作品の数々をお楽しみください。

■本展の見どころ

① 版画家・川瀬巴水の名が世界的に知られるきっかけとなった《三菱深川別邸の図》6点を初公開
《三菱深川別邸の図》は三菱本社の依頼を受けて巴水が手掛けたシリーズ。東京の岩崎家深川別邸と清澄庭園の風景を描いています。完成した作品は国内外の関係者に頒布され、版画家・巴水の名が世界的に知られるきっかけとなりました。本展では、全8点のうち新収蔵の6点を公開いたします。季節や時間帯によって姿を変える美しい庭園の姿をご覧ください。

川瀬巴水《三菱深川別邸の図 大泉水の全景》

② インド、東南アジア、中国・・・異国情緒あふれる吉田博の作品を初公開
何度も海外を訪れ、旅先で出会った風景を版画として世に送り出した吉田博。これらの版画からは、画家が五感で味わった異国の空気と、珍しい風物への興味がありありと伝わってきます。本展では、博が世界各地の風景を描いた作品のうち、新収蔵作品を含む約12点をご紹介いたします。

吉田博《蛇使ひ》

③ 今年もお見せします!巴水が小樽を描いた傑作《小樽之波止場》
巴水は1932(昭和7)年に小樽を訪れており、この時のスケッチをもとに翌年《日本風景集 第一輯 東日本篇 小樽之波止場》を発表しました。巴水の目を通して在りし日の小樽港の情景を楽しむことができる貴重な本作を、昨年の企画展に続き今年も公開いたします。ぜひお見逃しなく。

川瀬巴水《日本風景集 第一輯 東日本篇 小樽之波止場》

>>>博物館実習生による展覧会の見どころ紹介はこちら

■関連企画
いずれも要予約・先着順。開催前日15:00までにお電話またはメールで①お名前②ご住所③お電話番号をお知らせください。TEL/0134-31-1033 MAIL/nitoribzd@nitori.jp


・特別講演会「新版画と川瀬巴水」 終了しました
巴水作品を数多く世に送り出した、明治より続く版元「渡邊木版美術画舗」の三代目社長を務める渡邊章一郎氏に、新版画が興った時代背景や制作の裏側、また巴水作品の魅力などについてお話いただきます。
講師/渡邊 章一郎 氏((株)渡邊木版美術画舗 代表取締役)
日時/9月9日(土)13:30~15:00
会場/旧三井銀行小樽支店 本館ホール
参加費/無料(入館料別途)
※入館料について:講演会とあわせて本展をご覧になりたい方は本展チケット[一般1,000円]、講演会のみを聴講されたい方は旧三井銀行小樽支店単館券[一般700円]、講演会とあわせて小樽芸術村4館をご覧になりたい方は4館共通券[一般2,900円]のご購入をおすすめしております(旧三井銀行小樽支店単館券・4館共通券は本展別料金)。
定員/50名様(先着順)

・早起きツアー 終了しました
開館前の45分間、本展を中心に旧三井銀行小樽支店をご案内いたします。小樽のお菓子付き。
日時:9月10日(日)8:459:30
会場:旧三井銀行小樽支店
料金:1,500円(入館料含む)※4館共通券、年間パスポートをお持ちの方は500
定員:15名様(最少催行人数5名)

■ご利用案内
会期/8月31日(木)~10月9日(月) ※9月27日(水)のみ休館
会場/小樽芸術村 旧三井銀行小樽支店
開館時間/9:30~17:00(最終入場16:30まで)
入場料/一般1,000円、学生600円、高校生500円、中学生400円、小学生300円
※ あわせて旧三井銀行小樽支店内をすべてご覧いただけます
※ 大学生・高校生・中学生は学生証の提示が必要です
※ 障がい者手帳をお持ちの方無料(介護者の方は1名様のみ無料)

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