小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2020/10/12

【終了しました】「川瀬巴水・吉田博と旅する日本」

小樽芸術村が所蔵する浮世絵を、全4期に分けてご紹介する「小樽芸術村浮世絵展2020」。
第4期では、大正から昭和にかけて風景版画の分野で活躍した二人の作家、川瀬巴水と吉田博をご紹介します。



チラシ→ /

巴水と博は、それぞれ大正初期に「新版画」に出会い制作を始めます。
新版画とは、江戸時代の浮世絵版画と同様の技法を用いて制作された、大正から昭和にかけて隆盛を誇った木版画のこと。これを牽引した版元・渡邊庄三郎との出会いが、制作のきっかけでした。

その後、巴水は様々な版元とも組み、風景版画を制作し続けます。叙情的な作風から「旅情詩人」と称され、新版画の代表的な絵師として国内外で高い評価を得ました。

一方、博は庄三郎のもとでいくつかの作品を出版した後、自らの工房を持ち、彫師、摺師を指導して作品を発表し始めます。版画に取り組む前から画家として名を成していた博は、絵画のように複雑で繊細な諧調を版画で表現しようと研究を続け、その美しい色彩で人々を魅了しました。

異なる道をたどった二人に共通していたのは、制作のためにが欠かせなかった点です。巴水も博も、旅先で出会った風景の正確な写生をもとに版画制作を行いました。
本展では、巴水と博が日本各地の風景を描いた版画作品を中心に展示を行います。優れた木版技術によって表現された、郷愁の日本風景をめぐる旅をお楽しみください。

 

■ 利用のご案内


会期/2020年9月3日(木)~10月11日(日)
会場/小樽芸術村 旧三井銀行小樽支店(小樽市色内1丁目3-10)
開館時間/最新の開館状況をご覧ください
観覧料/一般500円 学生300円 高校生200円 中学生以下無料
※  学生・高校生は、学生証の提示が必要
※  障がい者手帳をお持ちの方無料(介護者の方は1名様のみ無料)
※ 新型コロナウイルスの感染拡大状況により、開館時間の変更や、臨時休館を行う場合がございます。最新の開館状況でご確認ください。

■ 当館における新型コロナウイルス感染予防対策につきましては、「開館状況と感染症予防・拡散防止対策について」をご覧ください。

PAGE TOP