ガレ
(左)《カモメ文コンポートプレート》 1918-1931 年、カメオ彫、被せガラス 画像が表示されない方はこちら
(中)《白熊文花器》 1918-1931年、カメオ彫、被せガラス 画像が表示されない方はこちら
(右)《群象文花器》1924-1931年、カメオ彫、被せガラス、スフレ 画像が表示されない方はこちら
1904年のガレ没後、工房は妻アンリエット・ガレ・グリムらにより運営されました。これらの作品は、そのガレ工房で制作されたもの。《カモメ文コンポートプレート》や《白熊文花器》では、青色ガラスに白色ガラスを重ね、波間を飛び交うカモメや氷の大地を闊歩する白熊の姿が躍動的に表現されています。《群象文花器》では、オレンジのガラスに白色ガラスを被せ、浮彫技法で象の群れが活写されています。ガレ工房作品では、重層的な被せガラスやカメオ彫により、過去にはなかった新しい動物モチーフが表現され、清新な印象を観る者に与えます。(佐藤)