小樽芸術村 OTARU ART BASE

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2020/09/19

【今週の1点】ドーム《ホップ文双手付花器》


ドーム《ホップ文双手付花器》19001910年、ヴィトリフィカシオン、アプリカシオン、カメオ彫
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本作では、器体部分にホップの蔦と、その先に生る実が、別パーツを本体に溶着するアプリカシオン技法で立体的に表現されています。全体は不透明で茶褐色の色調が主になっており、樹木の表面を思わせる重厚な仕上げです。こうした植物や昆虫をモティーフに溶着したガラス塊を彫刻する手法は、作品に立体的で変化に富む造形をもたらし、森羅万象、自然界に満ちる神秘的な生命感を演出することに成功しています。(佐藤)

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