小樽芸術村 OTARU ART BASE

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2020/09/26

【今週の1点】ドーム《蜂文花器》


ドーム《蜂文花器》1901年頃、被せガラス、カメオ彫
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1880年代末までガラス雑器を製造していたドーム兄弟の工房は、1889年のパリ万博でのガレの活躍に刺激され、ガラス工芸の制作を始めました。1891年に専門工房を設置、動植物をモティーフにしたガレの影響下に制作を行いました。本作では、胴体中央には大きく蜂が、その上下に植物の葉と麦の穂が装飾的に浮彫りにされています。彫刻が施された台座は木製で、重厚なガラスの器体部分をしっかり受け止め安定させています。(佐藤)

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