今週は、似鳥美術館2階で開催中のトピック展「福よ来い! おめでたいかたち」に出品中の作品をご紹介します。
川端龍子《長春花》1939(昭和14)年
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長春花(ちょうしゅんか)は、庚申薔薇(コウシンバラ)の別称。バラ科の常緑低木で、四季を通じて花を咲かせることから、不老長寿の意味を持つおめでたい画題として好まれました。
本作は、1939年の第7回春の青龍展に出品された作品。咲き誇る花の優美さとともに路地で力強く育つ花の生命感が表現されています。(磯崎)