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2020/10/24
ドーム《カラー文花器》1900~1910年、被せガラス、カメオ彫、マルトレ画像が表示されない方はこちら
「カラー」は、カイウソウとも呼ばれる観賞用の植物。本作では薄いピンクのガラスに濃い同色のガラスが重ねられ、さらに花の部分には水色のガラスを重ねてカラーの花を表現しています。表面にはマルトレ技法で、細かい槌の目のような地文が施され、作品の上部が丸く膨れた造形は花の形態を模しています。花の写実的な装飾と器体の造形の妙が響きあって、印象的な作品になっています。(佐藤)