小樽芸術村 OTARU ART BASE

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2020/10/17

【今週の1点】ドーム《ヒヤシンス文花器》



ドーム《ヒヤシンス文花器》
1900年頃、被せガラス、カメオ彫
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ドームの作品は、ガレから影響を受けつつも、モティーフの写実性や形態の美しさを前面に押し出した明快な作風を特徴としています。本作では、色調の違う紫のガラスを何層かに重ね、上層から下層へとガラス層を彫り込む技法で、ヒヤシンスの可憐な花とつぼみを浮き彫りで表現しています。「悲しみ」の花言葉を持つ紫のヒヤシンス。どこか哀調を帯びた紫の色調が花言葉にふさわしい雰囲気を醸し出しています。(佐藤)

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