小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2021/12/18

【今週の1点】モーリス・ユトリロ《ムーランの大聖堂》

今週は、このたび新たに小樽芸術村に収蔵されたモーリス・ユトリロ《ムーランの大聖堂》をご紹介します。


画像が表示されない方はこちら

モーリス・ユトリロ《ムーランの大聖堂》 1922年
油彩、キャンバス

生涯を通じて故郷であるパリ、モンマルトルの街並みを描いたユトリロ。その作風は、初期の印象派風の表現から、独特の白色を多用した「白の時代」、鮮やかな色彩による「色彩の時代」と時期によって大きく変化しています。
本作は「色彩の時代」に制作された作品で、硬質で明確な輪郭線による大聖堂と、空や木々の明るい色彩が目を引きます。メランコリックな「白の時代」の作品とは打って変わり、明るく開放的な印象を抱かせる作品です。(金澤)

PAGE TOP