今週は、開催中の企画展「歌川広重 名所江戸百景」の出品作の中から一点をご紹介いたします。
歌川広重《亀戸梅屋舗》(かめいどうめやしき)
安政4(1857)年
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オランダの画家ゴッホが模写したことで有名な図。
名木「臥龍梅」(がりゅうばい)を極端に拡大して描いています。臥龍梅は、幹や枝が地を這って伸びる独特の形状から名付けられました。
「明治の広重」と称された小林清親も、同じ場所を描いた図《亀戸梅屋敷》を制作しました。こちらも本展で出品中です(7月25日まで)。
次回の更新では、「名所江戸百景」中でゴッホを魅了したもう一点の作品を紹介します。(山田)