小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2023/05/04

【企画展紹介】「広重づくし」見どころコラム①

昨日5月3日、北海道・稚内での桜の開花が発表されました。
これで今年の桜前線はゴールに到着したそうです。
今年は例年より桜の開花が早かったので、お花見をせずに終わってしまった方も多いのではないでしょうか。

現在開催中の企画展「広重づくし」では、お花見を楽しむ人々を描いた浮世絵を展示しています。
ゴールデンウイーク、江戸っ子たちと一緒に、浮世絵でお花見を楽しんでみませんか。

 
初代歌川広重《飛鳥山花見の図》
安政元年(1854 
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「広重づくし」出品作。当館初公開となります。
現在も桜の名所として知られる飛鳥山(現在のJR王子駅南側)で、揃いの日傘と着物を身に着けた人々が花見を楽しむようすを描いています。
それぞれ同じ三味線音楽を習う人々の集まりで、このように装いを揃えて行楽地に出向くのが江戸後期の流行りであったといいます。右から順番に常磐津、長唄の杵屋、清元のグループ。がやがやと賑やかな声が画面から聞こえてきそうなほど、花見客一人一人がいきいきと描かれています。

 「広重づくし」展は6月5日まで、旧三井銀行小樽支店にて開催しております。
5月13日開催のギャラリートーク(要予約)もまだ空きがございますので、ぜひお気軽にお申込みください!(金澤)

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