小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2025/06/26

【開催中】ミニ企画展 色彩の錬金術

似鳥美術館2Fのミニ企画展では、「色彩の錬金術」を開催しています。

 人類は、遥か古代から鉱物や植物などの天然素材から絵具や染料などの色材を得てきました。
 19世紀のヨーロッパでは、科学技術の発達に伴い、それまで非常に希少で高価だった色彩を、化学反応によって作ることができるようになりました。眼にも鮮やかな色彩の登場は、まるで金でないものから金を作る錬金術のような驚きをもって迎えられたことでしょう。
 たとえば、ガラス工芸に大きく貢献したガレは、色を重ねたり混ぜたりすることで、複雑なニュアンスを生み出し、装飾のためのささやかな工芸品を、ドラマチックで詩的な芸術作品へと昇華させました。また、色の三原色を利用して効率よく色の数が増やされたシュレのポスターは、パリの街角を鮮やかに彩りました。
 本展では、19世紀末から20世紀初頭に活躍した作家たちの作品から、色彩の錬金術を紐解いていきます。

【会期】2025年6月26日(木)~9月23日(火・祝)

【会場】小樽芸術村 似鳥美術館2F *似鳥美術館の入館料でご覧いただけます。

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