小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2020/05/14

おうちで楽しむ小樽芸術村 第11回 ピエール=オーギュスト・ルノワール《二人のセイレーン》

ピエール=オーギュスト・ルノワール《二人のセイレーン》1916年
画像が表示されない方はこちら

セイレーンはギリシャ神話に登場する怪物、西洋美術では上半身が人間の女性、下半身が魚(海蛇)の姿で表現されます(頭が人間で体が鳥の場合も)。美しい歌声で船乗りを惑わして難破させ、喰い殺したりもする恐い存在です。

ルノワールが描くセイレーンも、豊満なナイス・バディ(?)で船乗りの眼を楽しませる魅惑の存在。でもよく目を凝らすと、海の水で隠された女性の足には鱗らしきものがあって、先の方はひれに変わっているようにも見えます。油断大敵 ‼ まさに「きれいなバラにはトゲがある」、ですね。(佐藤)

PAGE TOP