小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2020/06/26

おうちで楽しむ小樽芸術村 第46回 鑑賞のヒント④どこからそう思う?

誰かと一緒に絵をみるときおすすめしたいのは、発見したことや考えたことを話し合いながらみることです。ことばで表現することで視点を共有することができ、見方が広がったり深まったりします。

このとき大切なのが、「どこからそう思いましたか?」という質問。この問いかけにより、作品をもう一度よく見ることが促されます。


たとえばこの作品、横山大観の《龍》(画像が表示されない方はこちら)について、ある小学生は「何百年も前に生まれた龍」と考えました。なぜか。龍の眉毛が白いから。画面下部にも体が描かれているのを見つけて「とても長~い龍」と判断した人もいます。また別の男子は、人間のような表情に注目し「長いヒゲはお父さん、カッコいいツノはお母さんの鬼ツノ」と連想。お母さんはだいたい怖いもんね。(磯崎)

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