旧三井銀行小樽支店は、1927(昭和2)年に新築されました。建物は「鉄骨鉄筋コンクリート造」で、当時としては最先端の耐震・耐火構造です。
外壁には石が貼られ、重厚な外観に仕上げられています。
この石は、岡山県北木島産の「北木石」を取り寄せたもので、1936(昭和11)年の国会議事堂の新築時には、建物の主要部分の石材として全国から選ばれた高級ブランド石でした。小樽で北木石を使っている建物は、旧三井銀行小樽支店と、日本銀行旧小樽支店(現・金融資料館)の2つだけです。
建物の内側はもちろん、外側もじっくり見て堪能してください。(山田)
画像:建物外壁に石を貼るようす(1927年7月1日撮影)
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