小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2018/10/14

似鳥美術館研究会「近代日本洋画の双璧―梅原龍三郎と安井曾太郎」終了いたしました!


似鳥美術館研究会「近代日本洋画の双璧―梅原龍三郎と安井曾太郎」を去る10月13日に開催いたしました。

当日はお天気にも恵まれ、秋晴れの気持ちいい一日となりました。




講師は、北海道立近代美術館学芸部長の苫名真さんです。

梅原・安井の生涯と画業について、時間軸に沿って丁寧にご講演いただき、
参加者のみなさんもどんどんそのお話に引き込まれていきました。




梅原と安井の作品が並ぶ似鳥美術館展示室

近代日本洋画の双璧をなす、梅原龍三郎と安井曾太郎
生まれ年も出身県も同じ二人が初めて出会ったのは、浅井忠が自宅に開いた画学校でした。
すぐにお互いの能力を認め合い、親交を深めていきます。




のちに、パリ留学から帰国した梅原と安井は
「自分の絵とは何か」「日本の洋画はどうあるべきか」に悩み、スランプに陥ってしまいます。

しかし、それは絵に対する誠実さや情熱があってこそ。
スランプからの脱却、そして独自の画風を確立していく二人の姿はとても懸命で、
近代という時代だからこそ生まれた、唯一無二の魅力を持った画家であると改めて感じました。

二人の画業の中でも重要な作品、
梅原龍三郎《カンヌ港》《バラ、ミモザ図》 安井曾太郎《多賀風景》は似鳥美術館にて常設展示中です。

研究会では、毎回ご参加の皆様に似鳥美術館観覧券をお渡ししておりますので、
ご参加後はぜひ実物を間近でお楽しみください。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。


◎次回研究会のご案内






【藤田嗣治と裸体表現―群像大作への夢】
・日 時 : 2018年11月17日(土) 10:30~12:00(受付は10:00から)
・会 場 : 旧三井銀行小樽支店(お間違いのないようお願いいたします!)
・講 師 : 佐藤 幸宏(北海道立近代美術館学芸副館長)
・参加費 :各回一般1,500円、小樽市民1,000円、学生700円
 ※似鳥美術館観覧券1枚付き(1名様1日限り有効)
 ※ステンドグラス美術館にご入館の際は、別途チケット購入が必要です。
・定 員 : 各回30名(先着順)
・お申し込み: 参加をご希望の方はご予約が必要です
 お電話又はe-mailにて、①氏名②住所③電話番号をお伝えの上、お申し込みください。
  電話 / 0134-31-1033 e-mail / otaru-art-base-info@np-inc.jp</h3

・協力・連携: 北海道立近代美術館、札幌小樽芸術文化・観光に関する連携協定


みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

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