日本画・洋画・木彫などたくさんの作品が新たに展示に加わりました。
そこで、新展示作品のうち特にみなさまにご注目いただきたい作品を、
これまで連載形式でご紹介してまいりました。
今回が最終回です。
まずはこちらの作品。
マルク・シャガール《窓の前の恋人たちと花》
1960年、油彩・砂・キャンバス、61.0×50.7cmキュビスムなど前衛芸術の影響を受けながらも、
故郷であるユダヤ地区の暮らしや家族、恋人たちなどを題材に、
現実と夢が混ざり合う幻想的な世界を色彩豊かに描いたシャガール。
本作は、彼が73歳のときの作品です。
写真をお見せできないのが残念ですが、
恋人たちや花など、シャガールが生涯を通じて好んで使用したモティーフが
画面いっぱいに描きこまれています。
画面から溢れんばかりのいきいきとした色彩にご注目ください!
その他、
4F展示室に
・平山 郁夫《海のシルクロード 中国帆船》
・片岡 球子《花》
・横山 大観《晨暉》
・川合 玉堂《吹雪》
・川合 玉堂《長閑》
2F展示室に
・棟方 志功《扇子鯉魚図》
・棟方 志功《赫不動明王図》
・棟方 志功《くちなし妃の柵》
・平櫛 田中《福衆大黒天尊像》
・平櫛 田中《満徳恵比須尊像》
B1「アールヌーヴォー・アールデコグラスギャラリー」に
・ミューラー《白樺風景文ランプ》
・ドーム《ゼラニウム文ランプ》
が新たに展示されました。

B1「アールヌーヴォー・アールデコグラスギャラリー」ランプの森
さて、これまで連載形式で新展示作品をご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
新しくなった似鳥美術館の展示の中から、
ぜひお気に入りの一点を見つけてみてくださいね。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。