小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2020/07/23

浮世絵展第3期「国芳を中心に」始まりました

本日より、旧三井銀行小樽支店にて「小樽芸術村浮世絵展2020 びっくり仰天! 浮世絵ワールド~歌川国芳を中心に~」が始まりました。歌川国芳の作品を中心として、幕末から江戸にかけて活躍した6人の絵師の作品110点を展示しています。


1番の部屋には、戯画を中心に展示。国芳の、自由自在なアイディアにびっくり!

 

2番目の部屋は、歴史上の豪傑や、英雄たちの化け物退治などを描いたカッコイイ作品を集めました。伝奇世界を図像化する想像力と創造力にびっくり! 疫病除けのお守りとしても親しまれていた、鐘馗と鎮西八郎為朝の図も。
なお、生首が描かれた作品もありますので、苦手な方や小さいお子さんとご一緒の方はご注意ください。

 


3番から5番の部屋には、《木曽街道六十九次之内》の日本橋から京都までの宿場を描いた71点のほか、錦絵(多色摺木版画)の制作工程や、国芳の弟子、月岡芳年の作品もご紹介しています。
宿場名から連想される物語や人物が描かれたシリーズで、全体が駄洒落だらけなのにもびっくりですが、当時の人たちが、駄洒落を読み解く前提となる物語を共有していたであろうことにもびっくりです。

からりとしたおかしみあふれる作品の数々をご覧になって、日ごろの憂さを笑い飛ばしていただけたら幸いです。9月1日まで開催しています。(磯崎)

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