

小樽蕎麦屋 藪半の小川原格社長を講師にお迎えしての、第6回旧三井銀行研究会、大盛況のうちに終了致しました。
「小樽のまちづくりと景観・運河の保存運動とそれ以降」というタイトルで、
ご自身が中心になって活動された、小樽運河の保存運動、そしてその後の街の景観作りについて、
ご持論も合わせながらお話して下さいました。
小川原社長の人柄が感じられる情熱のこもった講義で、予定時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、
会場からは笑いや拍手も多々おこり、「みんなで楽しんだ」という感覚になった、研究会でした。
今後の小樽について、成熟した観光都市になるためにどうすれば良いか?という課題について、
運河保存運動を通しての当事者としての経験から引き出される提言、
「品格と文化を意識したまちづくり」、「素敵な街並みは市民が創る」には
小樽市民として感じるものがありましたし、現代的な発展のための開発と、目先の利益に捉われることなく
大きなタイムスパンで物事を考えていくことのバランスが大切だと感じました。
そして、それは行政に丸投げするものではなく、そこに住む私たち自身が考えて、選んで、創っていくものなのです。
小樽芸術村も歴史的建造物を活かした、市民に愛される施設を目指しておりますので、
本日の小川原社長の、具体的事例を挙げての「良い景観」は勉強になりました。
9月のグランドオープンに向けて、より良い美術館を目指して、一層頑張って参ります。
また、本日は中央大学の学生さん、小樽商科大学の学生さんにもご参加頂きました。
若い方には、これまでの歴史を学んで、それを未来に向けて活かしていって頂きたいという思いがあります。
残りの研究会もございますし(10回まで開催致します)、またその後も別の研究会を予定しておりますので、
是非ご参加頂きたく存じます。
本日ご参加下さいました皆様、ありがとうございました。
また、ご参加されたことのない方も、堅苦しい会ではございませんので、お気軽にご参加くだされば、と存じます。
それでは次回は第7回目です!!お楽しみに!!