全10回を予定しております研究会も、本日で5回目、折り返し地点を迎えております。
あいにくの雨でしたが、これまで同様、たくさんの皆様にお越し頂けまして、無事に開催することが出来ました。
足を運んで下さった皆様、ありがとうございました。
さて、本日の内容は、関口かおり先生(日本銀行金融研究所貨幣博物館学芸員)によります、『大正時代の日銀小樽支店と銀行街・人々の暮らし』でした。
明治維新後、日本の金融界がどのように近代化してきたか、当時の日本が、欧米に近づこうと、金融システムを試行錯誤しながら整えていく様や、その中で旧三井銀行が果たした役割を、小樽の移り変わりとリンクさせて説明して下さり、今までと違った視点から、小樽という街と日本を考えることが出来ました。
また、当時の小樽の人々のリアルな暮らしぶりも、校長先生の日誌を元にお話して下さいました。
中々、今の小樽に住んでおりましても、過去の栄華を感じることが少ないのですが、旧日本銀行小樽支店を始め、当研究会の開催場所である旧三井銀行小樽支店などの建築・内装の見事さを見ると、当時はこの小樽に、『金・人・物』が集まっていたのだなぁ・・・としみじみと思う、そんな本日の研究会でした。
研究会終了後はいつものように旧三井銀行小樽支店の中もご自由にご見学頂きました。
内装や、カーテンなど、当時のものがそのまま残っております。
まだ参加されたことがない方は、是非次回の研究会に足を運んでみて下さいませ。
毎回、20代・30代の方から、80代の方まで、幅広くご参加頂いており、小樽の歴史や、近代建築物へのご関心の高さをひしひしと感じております。
これからも、皆様の知的好奇心をくすぐるような研究会を重ねてまいりますので、ご期待頂ければ幸いに存じます。
本日は、ありがとうございました。