現在、似鳥美術館2階において、トピック展示「ミュシャ特集」を開催しております。
今週は、ミュシャ作品の中でも特に人気の高い一点をご紹介します。
ミュシャ《4つの花》(左からカーネーション、ユリ、アイリス、バラ)
1898年 リトグラフ、紙
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ふんだんに配された花々と洗練された女性の組み合わせは「ミュシャ様式」と呼ばれ、アール・ヌーヴォーの代名詞ともなりました。
本作はその最たるもので、擬人化された花々がモチーフとなっています。
室内装飾用パネルとして制作されましたが、ポスターやカレンダー図案としても使われ、ミュシャの作品の中でも絶大な人気を誇りました。
トピック展示では、本連作を4点まとめて展示中です。匂い立つような花々と、女性の美しさをお楽しみください。(山田)