小樽芸術村 OTARU ART BASE

お知らせ

2022/02/12

【今週の1点】旧三井銀行小樽支店の見どころ① 外観について

令和4(2022)年2月9日の官報で、小樽芸術村「旧三井銀行小樽支店」が、正式に重要文化財に指定されました(詳しくはこちら)。
指定にあたり、「今週の一点」では、5回にわたって旧三井銀行小樽支店の見どころを紹介していきます。
今週は、旧三井銀行小樽支店の外観の見どころを紹介します。


昭和2(1927)年の完成当時の写真(画像が表示されない方はこちら

旧三井銀行小樽支店の外観は、5つのアーチが並び、面取りをした石材を積み上げ凹凸を目立たせた「ルスチカ仕上げ」の外壁が特徴です。

外国の建物を思わせるデザインは、ルネサンス期イタリアのパラッツォ(邸宅)を意識したものです。建物が完成した昭和2(1927)年ごろにイギリスやアメリカで流行していたデザインで、外国の建築界の流行を洗練して取り入れた点は高く評価され、重要文化財指定の理由の一つにもなりました。

旧三井銀行小樽支店に来たら、建物に入るのをいったん我慢して、まずは外観をじっくり眺めてみてください。

来週は、旧三井銀行小樽支店がもつ歴史的価値についてご紹介します。(山田)

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