５月５日は端午の節句。 この時期は、町中のいたるところで鯉のぼりを目にしますね。 開催中の企画展「広重づくし」では、鯉のぼりがはためく江戸の風景を描いた初代広重の作品をご覧いただけます。 初代広重《名所江戸百景 水道橋駿河台》　「広重づくし」出品作 安政３年（1856） 大きい画像はこちら 端午の節句は、江戸時代に入ってから庶民にも親しまれる行事として広まりました。 鯉のぼりが飾られるようになったのも江戸時代からです。 本作では、画面いっぱいに描かれた手前の鯉のぼりの他に、右手奥にも大きな鯉のぼりが２つ飾られています。 ちなみに、左側に広がる水道橋の武家屋敷が立ち並ぶエリアには、鯉のぼりではなく吹き流しや鍾馗（魔よけの神様）ののぼりが飾られています。 当時、このように武家は吹き流しやのぼりを飾り、町人は鯉のぼりを飾りました。 しかし、飾るものに違いはあれど、こどもの無事成長を願う気持ちは同じであったはずです。 本展は、未就学児のお子様や小樽市内の小中学生の方は無料でご観覧いただけます。 ぜひ、お子様と一緒に江戸の鯉のぼりを見にお越しください。（金澤） ＊入館料等の詳しい情報はこちらをご参照ください。

昨日５月３日、北海道・稚内での桜の開花が発表されました。 これで今年の桜前線はゴールに到着したそうです。 今年は例年より桜の開花が早かったので、お花見をせずに終わってしまった方も多いのではないでしょうか。 現在開催中の企画展「広重づくし」では、お花見を楽しむ人々を描いた浮世絵を展示しています。 ゴールデンウイーク、江戸っ子たちと一緒に、浮世絵でお花見を楽しんでみませんか。   初代歌川広重《飛鳥山花見の図》 安政元年（1854）  大きい画像はこちら 「広重づくし」出品作。当館初公開となります。 現在も桜の名所として知られる飛鳥山（現在のJR王子駅南側）で、揃いの日傘と着物を身に着けた人々が花見を楽しむようすを描いています。 それぞれ同じ三味線音楽を習う人々の集まりで、このように装いを揃えて行楽地に出向くのが江戸後期の流行りであったといいます。右から順番に常磐津、長唄の杵屋、清元のグループ。がやがやと賑やかな声が画面から聞こえてきそうなほど、花見客一人一人がいきいきと描かれています。  「広重づくし」展は６月５日まで、旧三井銀行小樽支店にて開催しております。 ５月13日開催のギャラリートーク（要予約）もまだ空きがございますので、ぜひお気軽にお申込みください！（金澤）

2023年4月に開館1周年を迎える西洋美術館では、展示室内に新たに6枚のステンドグラスを展示することになりました。 4月13日～21日にかけて、設置工事を実施します。 工事期間中、展示室は通常通りご覧いただけますが、一部通行に制限が生じる場合がございます。 お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。 なお、新たに展示される作品は、当館の志田政人顧問の研究により20世紀初頭にフランスで制作されたものであることが判明しました。 本作品に関する解説を中心とした講座を4月20日に開催予定です。詳細はこちら

2023年度の展覧会やイベントの予定を掲載した年間スケジュールの配布を開始しました。  PDFデータはこちら⇒　表　／　裏

2023年４月以降の西洋美術館の営業時間をお知らせいたします。 大きい画像はこちら ◆美術館（有料）エリア ・～４月28日　10:00～16:00（最終入館15:30）　※水曜定休 ・４月29日～　９:30～17:00（最終入館16:30）　※第四水曜定休 ◆ショップ（無料）エリア ・～４月28日　10:00～16:00　※水曜定休 ≪営業時間変更≫ ●４月毎週土曜　９:30～18:00 ●４月29日～５月７日　９:30～20:00   皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

※本公演のチケットは完売しました。（５月４日） 6月18日（日）18：30より、旧三井銀行小樽支店にて、 『花と名曲』いのち奏でるコンサート小樽特別公演が開催されます。 華道家元池坊による生け花パフォーマンスと札幌Hanaカルテットによるコンサートです。   画像が表示されない方はこちら   日時：2023年6月18日（日）18:30開演（18:10開場） 場所：旧三井銀行小樽支店 出演：池坊専好、物部憲一（ヴィオラ）、園城三花（フルート）、桐原宗生（ヴァイオリン）、猿渡輔（チェロ） 料金：3000円（自由席・税込） 定員：50名 企画・主催：いのち奏でるコンサート　(090-8706-2211) 《チケット取扱い》※2023年4月8日（土）より販売 店頭販売のみ：旧三井銀行小樽支店（数に限りがございます。） チケットぴあ：Pコード 650036 またはチラシ右下のQRコードにてお申込みください。  

4月20日（木）に西洋美術館開館1周年を記念し、講座「ステンドグラスの魅力」を開催いたします。 画像が表示されない方はこちら 西洋美術館では現在、欧米のステンドグラス15作品を展示しています。 この4月、さらに１作品(6枚組）が展示に加わることになりました。 本講座では、新たに展示される作品の修復を手掛けた当館の志田政人顧問より、ステンドグラスの魅力や図像に隠された歴史を解説していただきます。 ステンドグラスの研究家であり作家としても活躍されている志田顧問ならではの、興味深い話をお聞きできる貴重な機会です。ぜひご参加ください。 ■日時：2023年4月20日（木）10:30～12:00（受付開始10:00） ■会場：西洋美術館ワークショップルーム（小樽市港町6-5） ■講師：志田 政人（ステンドグラス作家・研究家、小樽芸術村顧問、掛川市ステンドグラス美術館顧問） ■受講料： 一般 2,500円 大学生 2,000円 高校生 1,700円 中学生 1,500円 小学生 1,300円 ※税・入館料込 ※お手帳をお持ちの方、年間パスポートをお持ちの方、小樽案内人の方は1,000円（税込） ■定員：20名（要予約） ■お申込み方法：電話かe-mailで①氏名　②住所　③電話番号　をお知らせください 電話：0134-31-1033　e-mail：nitoribzd@nitori.jp

小樽芸術村の収蔵作品による小さな企画展「トピック展」。今回は、日本を代表する版画家、斎藤清の木版画の中から、パリや松山など旅先の風景を題材とした作品12点をご紹介いたします。 斎藤は、海外旅行がまだ珍しかった1950年代後半から、アメリカを中心にフランスやインドなど世界各地を訪れています。また、アメリカ人支援者の勧めでしばしば訪れるようになった京都や奈良をはじめ、国内各地を旅し描きました。 「絵はがき的なものは性に合わない」という斎藤。よく知られた場所を題材とするときも、独自の構図を探して歩き回り、時間を惜しんでスケッチを重ね、見慣れたイメージとは異なる魅力を描き出しています。 【会期】2023年２月２日（木）～４月25日（火） 【会場】小樽芸術村 似鳥美術館 ２F 【入場料】一般1,500円　大学生1,000円　高校生700円　中学生500円　小学生300円 ※　あわせて似鳥美術館内をすべてご覧いただけます

「旧三井銀行小樽支店　360度VR」を公開しました。 3階倉庫や2階の事務所など、通常非公開のエリアも探索が可能です。 「旧三井銀行小樽支店360度VR」はこちら 助成　文化庁　令和４年度文化庁文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業