2020/05/15
おうちで楽しむ小樽芸術村 第12回「北斎の初公開作品《冨嶽三十六景 凱風快晴》」
開幕を延期中の「生誕260周年 今こそHOKUSAI~江戸の人気絵師大集合~」にて出品予定の、 葛飾北斎の初公開作品をご紹介します。
葛飾北斎《冨嶽三十六景 凱風快晴》 画像が表示されない方はこちら
浮世絵で富士山といえば、この作品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 「赤富士」という通称で親しまれている北斎の代表作が、この度小樽芸術村コレクションに加わり、本展にて初公開を迎える予定です。
題名にある「凱風(がいふう)」とは、初夏に吹く穏やかな南風のこと。 少ない色数と簡潔な構図によって、夏富士の爽やかで雄大な姿が見事に表現された傑作です。
ちなみに全46図ある《冨嶽三十六景》のうち、《凱風快晴》と《山下白雨》は取材地が特定されていません。
葛飾北斎《冨嶽三十六景 山下白雨》※こちらも本展で展示予定 画像が表示されない方はこちら
それは、様々な姿の富士山そのものを描くことが北斎の目的であったからだと考えられています。 風景を構成する一要素である「山」や「波」を主役に据え、その造形美を追求したところに、浮世絵師・北斎の新しさがあります。
本展の開催が決まりましたら、ぜひ足をお運びください。(金澤)