2020/05/02
おうちで楽しむ小樽芸術村 第2回「ステンドグラスの楽しみ方①」
ステンドグラスには、聖書の物語や登場する人物などが描かれ、光に照らされて浮かぶその輝きには不思議な魅力があります。
しかし、「聖書を知らないから、見てもよくわからない」というお客様の声をきくことも少なくありません。ステンドグラスの魅力を少しずつご紹介することで、見る楽しみ、発見する面白さが少しでも伝わればいいなと思います。
最初にご紹介するのはこちら。
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これは、ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)にある《十字架のキリスト》という作品に描かれている、チャールズ・イーマー・ケンプ工房のサインです。
このサインは、さらっと見ただけでは探せないくらい、小さくひっそりと描きこまれています。
ステンドグラスは教会に飾られるものです。制作者のサインを大きく入れることで、サインにも祈らせてしまうことになるため、ひっそりと描かれていたのです。
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こちらが作品の全体像です。
サインはとても小さいので、残念ながらこの画像では判別ができませんが、実際にお探しになるときのヒントは、「作品の下半分に注目」です。目の届く範囲にサインはあります。
この作品のほかにもいくつか工房のサインが隠れているステンドグラスがあります。
開館したら、ぜひ探しにいらしてくださいね。(菅原)