小樽芸術村 OTARU ART BASE

小樽芸術村について

北海道に生まれ、道民の皆様に育まれてきたニトリグループは、
地域の皆様への感謝の想いをかたちにすべく、「小樽芸術村」を開設いたしました。

小樽市は、明治時代初期、物流の拠点となり、国内有数の経済都市として発展しました。
小樽芸術村は、その時代に建造された木骨石造倉庫や銀行建築などを改修し、
国内外の美術品や工芸品などを収集、展示するミュージアムとして活用しています。

また、活動を通じて、まちなみの保存と継承、
創造的で多様性に富んだ魅力的なまちづくりに貢献するとともに、
小樽の文化資源の魅力を世界に発信していくことを目指しています。

公益財団法人 似鳥文化財団 代表理事 似鳥 昭雄

 第22回小樽市都市景観賞 受賞 

GOOD DESIGN AWARD 2019

ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)

ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)
旧高橋倉庫は、1923(大正12)年に、政治家としても名を馳せた豪商・高橋直治によって穀物を収める倉庫として建てられました。
内側の骨組みを木で作り、外壁は石を積み上げて作る「木骨石造」と呼ばれる建築構造です。この構造は、防火性が高いことから、火事の多かった小樽の倉庫でよく用いられました。
外壁の石は小樽近郊で採石される「小樽軟石」です。
建築年
1923年(大正12年)
構造
木骨石造2階建
建築時の用途
倉庫
小樽市指定
歴史的建造物
1994年(平成6年)5月12日 指定

ステンドグラス美術館(旧荒田商会)

ステンドグラス美術館(旧荒田商会)
旧高橋倉庫に隣接する旧荒田商会は、1935(昭和10)年、海運業を営んでいた荒田太吉商店の本店事務所として施工されました。左右対称の正面をもつ木造建築です。
後年に改修されているものの、現在でも窓枠などに竣工当時の面影を残しています。
建築年
1935年(昭和10年)
構造
木造2階建
建築時の用途
事務所
小樽市指定
歴史的建造物
1994年(平成6年)5月12日 指定

旧三井銀行小樽支店

旧三井銀行小樽支店(日本近代絵画美術館)
旧三井銀行小樽支店は、当時の日本建築界をリードしていた曾禰中條建築事務所によって設計されました。1927(昭和2)年に竣工し、小樽市最後の都市銀行として2002(平成14)年まで営業していました。
外壁は岡山県北木島産の花崗岩が積まれ、軒には植物をモチーフにした装飾が施されています。
建築構造は鉄骨鉄筋コンクリート造で、関東大震災の被害から教訓を得た、当時としては最先端の耐震構造が用いられました。
建築年
1927年(昭和2年)
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階
建築時の用途
銀行
国指定重要文化財
(建造物)
2022年(令和4年)2月9日指定

似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)

似鳥美術館(旧北海道拓殖銀行小樽支店)
旧北海道拓殖銀行小樽支店は、建築家であり営繕官僚として国会議事堂の建設にも携わった矢橋賢吉を中心とした大蔵省営繕管財局によって施工されました。竣工は1923(大正12)年です。
鉄筋コンクリート造建築であり、正面の円柱と、営業室内の列柱が圧巻です。
また、竣工の翌年には、プロレタリア文学を代表する作家の小林多喜二が銀行員として働いていたことでも知られます。
付近には現在も同時期に建てられた銀行建築が多く残っており、小樽経済の活発さを物語っています。
建築年
1923年(大正12年)
構造
鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建
建築時の用途
銀行
小樽市指定
歴史的建造物
1991年(平成3年)10月4日指定

西洋美術館(旧浪華倉庫)

西洋美術館(旧浪華倉庫)
旧浪華倉庫は、小樽運河の完成から2年後の1925(⼤正14)年に運河のほとりに建てられた⽊⾻⽯造の倉庫建築です。かつて三井物産や三菱商事とともに三大商社として並び称された、鈴木商店の事業の一つとして小樽で開設されました。小樽市内に残る木骨石造の倉庫の中でも大規模な建物で、2012年に小樽市指定歴史的建造物に指定されています。
建築年
1925年(大正14年)
構造
木骨石造1階建
建築時の用途
倉庫
小樽市指定
歴史的建造物
2012年(平成24年)10月19日指定

浮世絵美術館(浅草橋小樽運河倉庫ビル)

浮世絵美術館(浅草橋小樽運河倉庫ビル)
フォトスポットとして知られる小樽運河南端の「浅草橋街園」に隣接する鉄骨造の事務所建築です。
1888(明治21年)年、小樽で創業した鋼材・建材卸の「清水鋼機株式会社」の本社社屋として建設されました。
景観に配慮し、小樽運河沿いに立ち並ぶ倉庫群と調和するようにデザインされています。
建築年
1997年(平成9年)
構造
鉄骨造 地上4階建て
建築時の用途
事務所

施設概要

名称
小樽芸術村 OTARU ART BASE
開設日
2016年7月23日
所在地
〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目3-1 [似鳥美術館]
電話/FAX
TEL:0134-31-1033 / FAX:0134-31-1035
館長
田中 健
運営
公益財団法人 似鳥文化財団
PAGE TOP