小樽芸術村収蔵作品による
斎藤清 版画展
会期 2021年8月25日(水)~10月11日(月)
会場 小樽芸術村 旧三井銀行小樽支店(小樽市色内1丁目3-10)
開館時間 こちらでご確認ください
観覧料 一般500円、学生300円、高校生200円、中学生以下無料
※ 市立小樽美術館または似鳥美術館の入館チケットご提示で100円引き(一般料金のみ)
《柿の会津(37)》1994年
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小樽ゆかりの版画家、斎藤清の展覧会を開催します。
斎藤清は、1907年、福島県会津坂下町に生まれました。少年期を夕張で過ごし、14歳で小樽へ奉公に出て、働きながら絵を描き始めます。1931年、画家を志し上京。安井曾太郎の版画に感銘を受け版画制作に力を注ぐようになり、1951年、第1回サンパウロ・ビエンナーレ展で日本人賞を受賞。以後、国内外で高く評価され、日本の現代版画の国際的な地位向上にも大きな役割を果たしました。その作品は、すっきりと整理された画面構成のなかに誰にも共感を呼ぶあたたかな詩情をたたえています。
本展では、小樽芸術村が収蔵する作品の中から、版画家として活躍をはじめた1950年代から晩年まで、60点あまりの版画作品をご紹介します。また、市立小樽美術館と似鳥美術館において、小規模な関連企画展を開催いたします。斎藤清が「絵ごころ」を育んだまち、小樽で、斎藤芸術の魅力に触れていただければ幸いです。
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