2018/12/30
似鳥美術館研究会「写実と装飾―東山魁夷・片岡球子・加山又造」終了いたしました!
似鳥美術館研究会「写実と装飾―東山魁夷・片岡球子・加山又造」を去る12月15日に開催いたしました。
講師は、北海道立三岸好太郎美術館の土岐美由紀副館長です。
学芸員として東山魁夷・片岡球子・加山又造の展覧会を担当され、
三人の巨匠とも実際にお会いになったことのある土岐さん。
現代日本画を代表する彼らが、当時何を経験し、何を感じ、何を考え制作をしていたのか、
実際に土岐さんが巨匠たちにお会いしたときのエピソードも交えながら、
とても分かりやすくお話してくださいました。
また、お話の中で、日本画の画材で「自分が出したい色を出すことの難しさ」についての話題がありました。
日本画は顔料の特性上、油絵のように単純に色を混ぜればいいというものではなく、
思ったとおりの色を出すのには、習練が必要だそうです。
そのような、顔料や道具など「作る」という側から作品に対峙すると、
また新たな発見や驚きがありますね!
似鳥美術館では現在、
東山魁夷《明けゆく山湖》《爽明》《山湖遠望》
片岡球子《面構十三人衆内 國芳(歌川)》《富士》《花》
加山又造《雪ノ渓》《華》《白い鳥》《鳥》《波と海猫》
を常設展示中です。
研究会では、毎回ご参加の皆様に似鳥美術館観覧券をお渡ししておりますので、
参加後はぜひこれらの作品を間近でお楽しみください。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
◎次回予告
似鳥美術館研究会「岸田劉生―小樽芸術村所蔵作品を中心に」
・日 時 : 2019年1月19日(土) 10:30~12:00(受付は10:00から)
・会 場 : 旧三井銀行小樽支店(お間違いのないようお願いいたします!)
・講 師 : 金澤 聡美(小樽芸術村 学芸員)
・参加費 : 一般1,500円、小樽市民1,000円、学生700円
※似鳥美術館観覧券1枚付き(1名様1日限り有効)
※ステンドグラス美術館にご入館の際は、別途チケット購入が必要です。
・定 員 : 30名(先着順)
・お申し込み: 参加をご希望の方はご予約が必要です
お電話又はe-mailにて、①氏名②住所③電話番号をお伝えの上、お申し込みください。
電話 / 0134-31-1033 e-mail / otaru-art-base-info@np-inc.jp
・協力・連携: 北海道立近代美術館、札幌小樽芸術文化・観光に関する連携協定
ただいまお申し込み受付中です!
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。