2017/11/12
第10回 旧三井銀行小樽支店研究会 終了致しました!
昨年12月より、10回にわたり開催して参りました旧三井銀行小樽支店研究会ですが、本日、無事に最終回を迎えることが出来ました。これも、ご参加下さった皆様と、講師を引き受けて下さった先生方のおかげでございます。心よりお礼申し上げます。さて、本日は最終回の第10回目ということで、京都大学名誉教授で当館の顧問でもあります宗本順三教授に、今までの研究会の総括となる講義をして頂きました。
今までの研究会の総括として、旧三井銀行小樽支店の価値を再確認し、保存活用していくことの重要性、そして色内の銀行建築群の保存活用による『小樽カルチャーストリート』の提案まで頂き、未来につながる研究会の締めになったと思います。北海道は明治に入ってから開拓された地域で、歴史的価値のある建物が少ない中、小樽には様々な理由が重なって(ここは研究会で勉強しましたね!)価値のある近代建築が多く残っています。それを生かした街づくりをしていくことが出来れば、小樽の活性化にも繋がりますし、観光都市としての価値も上がります。小樽芸術村も貢献出来るよう、日々勉強していかなければなりませんし、またこのように、市民の皆様とともに勉強していく場を提供することで、皆様と力を合わせて、歴史的建造物を保存活用していきたいというのが小樽芸術村のコンセプトのひとつでもあります。旧三井銀行小樽支店研究会は、本日をもって終了致しますが、これからまた新たな勉強できる場を提供するべく、検討中でございますので、是非楽しみにしていて下さいませ。ご参加下さった皆様、講師の皆様、誠にありがとうございました。