重要課題 4
サプライチェーンにおける公平公正な取引と人権尊重

基本方針

ともにロマンの実現を目指す仲間であるサプライヤーに対し、法令等の遵守のみならず、ニトリグループの考える「真のパートナーシップ」の構築を求め、サプライチェーン全体において持続可能な成長をともに実現します。

真のパートナーシップ

  1. 経営に及ぶようなテーマも含め、それぞれが最先端を学び、共有し、お互いが切磋琢磨していけるような関係。
  2. 常に公平公正で透明性が高く、かつ自由に意見が言い合えるようなオープンな関係。
  3. ニトリグループの製品安全文化の構築に向けた考え方・管理手法に加え、自然環境への配慮※1、人権尊重※2、適正な労働環境維持※3など、社会的責任を履行することの重要性を共有し、ともにロマンの実現に向けて成長できる関係。

注:※1 ニトリグループの環境方針に準じた配慮
※2 強制労働、児童労働、差別の禁止など
※3 過剰労働防止、法令で定められている以上の休暇確保、法令で定められた最低賃金の支払い、職場の安全確保、
  健康で働きやすい職場環境維持など

サプライヤーとの真のパートナーシップの構築のための取り組み

新規サプライヤー候補の採用可否監査

お客様に安全・安心な商品をお届けするため、新規サプライヤー候補の採用可否監査を実施しています。品質保証項目のほか、環境・社会課題への対応項目を含む、全244項目にわたる厳しい現地調査の評価をクリアしたサプライヤーとのみ、契約を結んでいます。

新規サプライヤー候補の採用可否監査のイメージ図

ニトリグループ調達方針への制約

本方針は、ニトリグループの従業員だけでなく全てのサプライヤーに理解と遵守を求めています。現在、お取引のある全てのサプライヤーに明示し、ご誓約いただくようお願いしています。本方針に抵触する事態が判明した場合には、サプライヤーの皆様に対し、改善を促すとともに、必要に応じて指導を行い、事態の改善を求めていきます。

サプライヤー評価

既存サプライヤーの実態把握やリスク特定を目的とし、既存サプライヤーを対象とした評価を年2回実施しています。評価項目は、都度見直しをしており、主に「開発」「品質」「物流・貿易」「企業姿勢」「サステナビリティ(環境課題・人権侵害を含む社会課題への対応項目)」の5つのカテゴリで評価をしています。2023年度は、評価項目の「サステナビリティ」のカテゴリにおいて新たに7項目を追加し、合計53項目に。2023年度の下期には、443社のサプライヤーに対し評価を実施しました。

サプライヤー評価ーのイメージ図

サプライヤーへの伝達と対話

2023年度の海外サプライヤー向け経営方針説明会では、現状や今後の課題に加えて、環境・社会課題に配慮した商品開発の方向性※を共有しました。

※    ● 圧縮パッケージ化の推進
● 使用後に分別することや資源にまわすことを前提とした商品開発
 ・ 資源化しやすい原材料の使用
 ・ 再生原材料使用の推奨
 ・ 環境負荷を低減する生産方法の継続 等

海外サプライヤー向け経営方針説明会

サプライヤーインタビュー

サプライヤーインタビューのイメージ図

ニトリグループが回収した羽毛布団を再製品化した「再生羽毛布団」をはじめ、寝具商品の製造を担う海外サプライヤー。経営理念として「誠実・信用・品質」や、「エコな商品の提供」、「組織と人材の育成」を掲げるなどサステナビリティの意識が高く、多くの国際認証を取得しています。

統合報告書2023掲載のインタビューはこちら

統合報告書2022掲載のインタビューはこちら

持続可能な調達

ニトリグループでは、環境・社会課題に配慮して調達することを目的とし、サプライチェーン全体で「持続可能な調達」を推進しています。中でも、「持続可能な木材調達」においては、森林破壊や違法伐採、人権侵害を排除したサプライチェーンの構築を目指しており、サプライヤーとともに生物多様性にも配慮したトレーサビリティを行っています。2024年1月にはニトリグループ木材調達方針を制定し、木材調達トレーサビリティの本番運用を開始しました。

ニトリグループ取引先憲章

  1. 全てのお取引先様と共に、世界中のお客様に「豊かな暮らし」を提供します。
  2. 全てのお取引先様と共に、「世界No.1」を目指します。
  3. 不公正・不公平・不透明な取引を一切排除し、全てのお取引先様と切磋琢磨することで、「真のパートナーシップ」を構築します。

関連リンク