競争法遵守ポリシー

私たちニトリグループは、「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」というロマン（志）の達成に向けて、企業活動を行っています。このロマンは、日々の企業活動が健全に行われることにより初めて実現が可能になるといえます。

私たちは、健全な企業活動のためには、「ニトリグループ行動憲章」に定めるすべてのステークホルダーと「公正、公平な取引」を行うことが不可欠であると考えています。
ニトリグループが事業活動を行う世界各国および地域の競争法を遵守するという方針を表明し、確認するため、本「ニトリグループ競争法遵守ポリシー」を制定します。

1．基本方針

私たちは、事業活動におけるすべての取引・折衝において、日本における「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」、及び同法と同趣旨の市場における公正で自由な競争の促進を目的とした各国の法律（以下、「競争法」）を遵守し、競争法の理念に反する行為は行いません。
私たちは、不公正、不公平な取引によらなければ得られない利益は、いかなる場合でも認めません。また、事業遂行におけるすべての取引・折衝において、ニトリグループの役職員として誠実に行動し、「公正、公平な取引」をすることを約束します。

2．適用範囲

本ポリシーは、ニトリグループの全社、すべての役員並びに社員、嘱託、出向社員及び臨時雇用等、ニトリグループと雇用関係にある者（以下「役職員等」）に適用されます。また、ニトリグループの事業活動に関わるすべての他の事業者及び個人、公務員等（以下「他の事業者等」）に対して、本ポリシーへの理解、協力を求めます。

3．禁止行為

私たちは、価格や生産制限等のカルテル、事前に発注金額を取り決める入札談合、同業他社との市場分割についての合意等の市場競争を阻害または停止するような行為は行いません。
私たちは、競合他社を市場から締め出したり、新規参入を妨害したりするなど、市場から他者を排除するような行為は行いません。
私たちは、優越した地位を利用するなどして、取引の相手方を不当に搾取するような行為は行いません。

4．役職員等の行動原則

私たちは、競争法、本ポリシーおよび関連諸規則等を遵守し、これらで禁止された行為は一切行いません。
私たちは、競合他社との接触は事業活動上必要不可欠な限度においてのみ行い、接触した場合は、経緯や内容に関する記録を作成し、保管します。また、競争情報の交換を疑われるような、他の事業者等との意思疎通は一切行いません。
私たちは、すでに行われた行為について、競争法の理念に反している、またはその疑いが認められる場合、上司、法務・コンプライアンス部門、内部通報窓口などにただちに報告します。さらに、関係する各国の競争法を管轄する当局から調査を受けた場合、誠実に対応します。
私たちは、これから行おうとする行為について、競争法の理念に反する疑いがある場合、上司や法務・コンプライアンス部門など、適切と思われる先にただちに相談します。

5．競争法を遵守するための体制整備

私たちは、競争法遵守の観点から、役職員等に関係法令を含めた必要な教育を実施すると共に、周知・啓蒙活動を継続的に行います。
私たちは、競争法遵守の観点から、本ポリシー、関連諸規則等および内部統制制度を整備し、これを定期的に見直します。

6．内部通報制度

私たちは、役職員等およびステークホルダーが相談、通報できる内部通報窓口を設置します。
通報内容について、競争法、本ポリシーおよび関連諸規則等に反する疑いが認められた場合、適切かつ迅速に対応します。

7．本ポリシーの違反

本ポリシーおよび関連諸規則等に違反した役職員等は、関連諸規則等に従い、懲戒処分等のしかるべき措置の対象とします。
また、ステークホルダーに対しても、本ポリシーに違反した場合は、しかるべき措置を講じることとします。

2023年3月14日制定